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淫と乱
第14章 結末
 
「…真希っち……臭いブルっ」

 パカッと開いたつくちゃんの画面には『(>_<)』の顔文字。

「んはぁ…はぁっ…うる…さいなぁ………」

 まだ絶頂の余韻が治まらない。

 四つん這いになって砂の上を這いながら、精液塗れの体を岩に寄り掛からせる。

 アソコとかアナルに砂が入りそうだけど、いきなり感じ始めた気怠さの前には関係無かった。

 座るとグプッというイヤらしい音と同時に、ワレメとアナルから精液が溢れ出す。

 どれだけの精液がカラダに掛けられ、お腹の中やワレメやアナルに注ぎ込められたか分からない。

 つくちゃんの言う通り、一段と精液の臭いが鼻を突いてくる。

「…取り敢えず……さっきのは…はぁ…はぁ………」

 一瞬にして人外の男たちが居なくなった。

 どう考えたって、つくちゃんの力としか思えない。

「…あれは秘密ブルっ」

 即座に言い返すつくちゃん。

 言いたくないなら、しつこく訊くつもりもない。

「あんな事出来るなら…前もやってくれれば………」

 今までに何回ヘンなのに襲われている事か。

 一気に消せるなら、さっさとやってくれれば良かった。

「…あれやると……充電一気に寿命が縮まるブルっ」

 つくちゃんにとっては、結構な死活問題だった。

「って、付喪神に寿命ってあるの?」

『(-3-)』

 それは口笛のつもりなのか、つくちゃん。

 結局、気怠さもあって、なあなあにされた。

「…とにかく…臭いブルから早く洗うブルっ」

 携帯なのに、つくちゃんに嗅覚があるのか分からない。

 だけど、臭いのも事実。

 大乱交の気怠さは残った儘。

 アソコにだって、まだ精液が残ってる。

 洗い流したい想いが、重いカラダを動かした。



「…実は…美奈っちたちも居るブルっ」

 なに、その事実。
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