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淫と乱
第14章 結末
 
「んあっ…あっ……まら……イっひゃふうぅぅぅんっ!」

 舌の回らない喘ぎ声が大きくなってくる。

 どう考えても、喘ぎ声は海の家から聞こえていた。

 息を切らせた儘、辿り着く。

 剥き出しの儘になっていたおっぱいを隠す為に、水着の肩紐を掛ける。

「んあっ………」

 再び水着がおっぱいを締め付ける。

 まだ尖った儘の乳首が生地と擦れただけで、甘い声が洩れた。

 水着の締め付けが、さっきまでより息苦しさを覚えさせる。

 乳首がプクッと勃っているのが分かる。

 水着を着ただけなのに、異様に敏感に感じる。

 思い出したかのように、子宮の疼きが強くなってくる。

 入り口で止めていた脚を動かす。

「んふぅ……んんぅ………」

 水着がアソコに食い込んでくるような錯覚が堪らない。

「んはぁあぁぁぁっ!
 まら…わらひぃっ……おま…んこもぉ……あにゃ…りゅもぉぉっ!!」

 中から聞こえてくる、舌足らずの嬌声。

 イヤらしい言葉を吐き続けている、普通の状態とは掛け離れた喘ぎ声に、込み上げてくる快感を抑え込む。

「んはぁ……い…一体……誰………」

 古びた入り口の柱に手を掛け、多くの人の気配がする中を覗き込んだ。

「………えっ!?」

 視界に飛び込んだ光景に、目を見開くしかなかった。
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