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淫と乱
第14章 結末
普通に海水浴客で賑わう海の家だった。
店員も、所狭しとばかりに給仕を続けている。
茣蓙を敷いた床に座って、談笑する人々。
異様だった。
ある一点だけが、異様な空間を作り上げていた。
「んあぁっ! もっろ……もっろ…おひんぽぉぉぉっ!!」
嬌声をあげていたのは、男たちに前後を挟まれた若い女性。
恍惚に蕩けた表情で、髪を振り乱して唾液も垂れ流しにカラダを上下に揺らしている。
「しょうがないなぁ、お姉さんはぁ………」
「また、これが欲しいのかなぁ」
後ろの男に続いて、抱き着かれている前の男が下卑た笑みを浮かべる。
「んはぁぁっ! おひんぽ……もっろ…ちょうらぁぁぁいっ!!
んっ……ぐうぅぅぅっ!!」
背後の男に両手でグニュグニュとおっぱいを揉まれながら、虚ろな瞳でクチを開いた恭子姉。
そのクチの中に、前の男の肩甲骨の下の辺りから伸びてきた赤黒いモノが捩込まれた。
「…なに……? なん…なの………?」
信じがたい光景に、脚が竦んでいく。
感じていた興奮なんて、一気に引いていた。
周りは普通なのに、恭子姉の居る場所だけが異質。
前後を男に挟まれ、クチに赤黒いモノを挿れられてよがり狂う恭子姉の姿。
恭子姉を犯しているのは、人の形をした別の生き物としか思えない。
「ングッ…ングッ………ぐふぅぅぅっ………
もっろ…もっろ……精液……欲しいろぉ………」
唾液と白濁した液体を口元から垂れ流しながら甘い声でねだる恭子姉の姿に、あたしは一歩も動けなかった。