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淫と乱
第14章 結末
 
 突然背後から掛けられた声。

 そして、特徴のある話し方。

 振り向かなくても誰だか分かる。

「………え…えっと………」

 言葉が詰まる。

 さっきまで、あたしのおっぱいやアソコを弄っていた相手。

「中に何があるんですかな、ガハハッ」

 いつの間に追い付かれたのか分からなかった。

 それ以前に、あたしにあんな事をしておいて、何でいつも通りなのか分からない。

「あっ……あれは………」

 あたしが何も言わなくても、やはり気付いたようだった。

 外にまで洩れる程の喘ぎ声を出していれば当然だろうけど。

 口癖すら出ない程の衝撃なのか、あたしの横で中を覗き込んでる赤井先生。

「むむぅ……けしからんですな、ガハハッ」

「えっ? それだけ?」

 男たちの背中から生えてる気味が悪いモノには触れない。

「全く、最近の若い者は場所も考えずに…ガハハッ」

 無理に笑わなくても良い気がする。

 と言うか、とことん恭子姉が咥えてるモノには触れないつもりらしい。

 取り敢えず、さっきまでの事は頭の片隅に追いやっておく。

 とにかく、どうすべきなんだろうか判断に悩むところだった。
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