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淫と乱
第2章 ヌメヌメ
 
 ヌルヌルとした感触が足首から上がってくる。

 ブヨブヨと柔らかい感触が左脚に巻き付きながら上がってくる。

「あ……あぁ………」

 膨ら脛を締め付け、徐々に股間へと柔らかい物体が近付く事に身の毛が弥立つ。

 声が震えるだけで、触手を振り払う事も出来ない。

 視点の定まらない瞳で見詰めるだけ。

 そんな中、触手は擦り合わせていた太腿まで、ゆっくりと上がってきていた。

 他の部員を犯す触手と同じように、この触手もアタシのアソコへ向かってきているのは分かっている。

 それでも、動けない。

 恐怖心もあった。

 しかし、それ以上に、カラダが異常に反応していた。

 逃げる思考を奪うような脳の痺れ。

 触手が脚を這う度に強くなる疼きとカラダの火照り。

 まるでアタシのカラダは触手に犯されるのを待ち望んでいるかのように、脚に巻き付いているのを熱い吐息混じりに眺めているだけだった。

「んはぁっ…はぁっ………」

 ヌメヌメした感覚が内股を割って、太腿から腰へと巻き付いてくる。

 熱い吐息が抑えられない。

 ギュッと締められているのに、脳は気持ち良さを伝えてくる。

「んあっ! あっ…あぁっ………」

 太腿から更に上へと這っていく触手。

 そのヌルヌルとした体が股間を通れば、ブルマの上からアソコを擦っていく。

 瞬間に、カラダの中を電気が走っていった。

 それが脳まで達すると、他の部員たちと同じように、アタシのクチからも甘い声が洩れだした。
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