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淫と乱
第15章 露天風呂
 
「………やっぱり、そう思うか?」

「アンズ先生も…ですか?」

 下半身をお湯に浸からせた儘、岩に上体を俯せながら聞き耳を立てる。

 美奈ちゃん酷すぎる。

 もうお嫁にいけない。

「恭子姉……霧島先生もだったしな」

「真希にも言ったんですけど、やっぱりおかしいですよねぇ」

 アンズ先生と美奈ちゃんの会話を聞くだけのお母さん。

 ニコニコして、会話についていけてなさそう。

 と言うか、やはりお母さんにも何かあったっぽい。

 しかし、美奈ちゃんにやられたダメージが大きすぎる。

 二人の会話に入りたくても、体を起こすのも億劫。

「とにかく、いきなり異変が起きてるのは事実だな」

「しかも………凄いえっちな事ばかり………」

 美奈ちゃんの顔が真っ赤。

 照れてる美奈ちゃん可愛いのに、何であんな狂暴なんだろ。

「………真希?」

 そして、何でそんなに察しが良いんだ、美奈ちゃん。

「は、はははっ。な、何でも無いよぉ?」

 さっきまで動かなかった体がサッと動いた。

 両手をブンブン振って、美奈ちゃんから遠ざかる。

「取り敢えず、霧島も話に加わってくれないかな?」

「は、はいぃっ」

 苦笑を浮かべるアンズ先生。

 日焼け跡がくっきりのおっぱいもお湯にぷかぷか浮いてる。

 そのおっぱいをジト目で見てる美奈ちゃんに気付いていないのは正解。

 美奈ちゃんに近寄り難いけど、ザブザブとお湯を掻き分けて二人に近付いた。

『………赤井先生ダメですってえぇぇぇっ!?』

『ちょっと我慢するだけだよ、ガハハッ』

 男湯の方が楽しそうだ。
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