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淫と乱
第3章 スケスケ
 
「霧島先生の目の前で奮闘しましたから間違いないですよ、ガハハッ」

 赤ジャージの言葉に苛立ちを覚える。

 アイツじゃなくて私が恭子先生と回りたかった。

 組決めの時に、いきなり腹が痛くなってトイレに籠もっていた事が悔やまれる。

 赤ジャージをキッと睨みつけてやりたいが、別の女教師の姿を見続けるしかない。


…ほう……この先生もなかなか………


 私の中では恭子先生には劣るものの、良く見ればなかなかの逸材。

 今まで恭子先生だけを目で追っていただけに気付かなかった。

 恭子先生の代わりに、この黒髪ポニーテールの女教師で愉しもうとする。

「……先生、聞いてますか?」

 明らかに、私に向けられた言葉。

 若干怒気が含まれている強い口調に、仕方無しに顔を向ける。

「ちゃんと聞いてま……グハァッ………」

 向かなきゃ良かった。

 向いちゃいけなかった。

 声で誰だか分かった筈だったのに、何故顔を向けてしまったんだ。

 眼鏡を通して目に飛び込んだ光景。

 それは、立ち上がって私を注意する教師の、醜い太鼓腹と股間に埋もれたちっさいモノだった。


…き…恭子先生の…体が……
…ブヨブヨの体に………
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