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真紅の絆
第2章 1話
○◎○
数え切れないほど身体を重ねても、こういう時どういう態度をするのが正しいのか未だにわからない……。
はだけられた着物。一番恥ずかしい部分を覆っていた布も外され、桃丸の張りつめた花芯は雅影の掌の中にあった。
桃丸は羞恥に震えながら、敷布団を握りしめる。
「一回イッておくか」
雅影は桃丸の緊張を解くように頭を撫で、ゆっくりと唇を近づける。
「……ふ…ッ…」
優しい口づけ。どうしても桃丸が緊張してしまうのは雅影もよくわかっている。
舌を絡み取られると同時に、心まで浮上する。敷布団を握りしめていた両手は、いつの間にか雅影の首に回る。
花芯がとろりとした先走りを流す。それに滑りをよくした掌が根元からゆっくりと擦り上げた。
「ぁッ…」
腰の奥から快感が込み上げ、きつく閉じられた唇から吐息まじりの喘ぎが漏れる。それをぐっと堪えるように唇を噛もうとすると、また雅影の唇がそれを妨げる。
「…声、聞かせろよ」
桃丸はふるふると首を振る。
「ぃゃ…ッ…へんな…こえだから…」
とぎれとぎれにそう返すと、また大きな快楽の波が襲いかけて身を捩って耐える。
「桃は恥ずかしがり屋だなぁ。意地っ張りだし。身体はこんなに正直なのに」
掌に落ちた快楽の滴を馴染ませた指が桃丸の秘部――奥にある蕾へと伸ばされる。
大きく足を開かれ、桃丸は目をギュッと閉じた。
数え切れないほど身体を重ねても、こういう時どういう態度をするのが正しいのか未だにわからない……。
はだけられた着物。一番恥ずかしい部分を覆っていた布も外され、桃丸の張りつめた花芯は雅影の掌の中にあった。
桃丸は羞恥に震えながら、敷布団を握りしめる。
「一回イッておくか」
雅影は桃丸の緊張を解くように頭を撫で、ゆっくりと唇を近づける。
「……ふ…ッ…」
優しい口づけ。どうしても桃丸が緊張してしまうのは雅影もよくわかっている。
舌を絡み取られると同時に、心まで浮上する。敷布団を握りしめていた両手は、いつの間にか雅影の首に回る。
花芯がとろりとした先走りを流す。それに滑りをよくした掌が根元からゆっくりと擦り上げた。
「ぁッ…」
腰の奥から快感が込み上げ、きつく閉じられた唇から吐息まじりの喘ぎが漏れる。それをぐっと堪えるように唇を噛もうとすると、また雅影の唇がそれを妨げる。
「…声、聞かせろよ」
桃丸はふるふると首を振る。
「ぃゃ…ッ…へんな…こえだから…」
とぎれとぎれにそう返すと、また大きな快楽の波が襲いかけて身を捩って耐える。
「桃は恥ずかしがり屋だなぁ。意地っ張りだし。身体はこんなに正直なのに」
掌に落ちた快楽の滴を馴染ませた指が桃丸の秘部――奥にある蕾へと伸ばされる。
大きく足を開かれ、桃丸は目をギュッと閉じた。