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真紅の絆
第2章 1話
この恥部を暴かれる時が一番怖い。いつになっても慣れない。
桃丸は雅影の首に回した腕に力を込める。
「力抜けって」
そう宥めてから、雅影は指を一本挿入した。
「…ふ……ぁ…ッ……殿…ッ」
「たまには名前で呼べよ」
指をくの字に曲げ、入口からゆっくりと円を描くように慣らされていく。絡まる襞の動きまで内部から刺激が伝わり、桃丸は羞恥に震える。
「まさかげ…さま…」
おそるおそる名前を呼ぶ。
この時にしか名前を呼ぶ機会がない。その声に恋情が籠っていることに言っている桃丸本人は気付かない。
「桃は本当に可愛いな」
「違…」
「違わない。お前は俺の宝だ」
指を二本に増やされる。二本の指をばらばらに動かされると、あられのない悲鳴をあげそうで、桃丸は雅影の肩に唇を押しつけた。
「ふぁ……あぁッ」
一点を掠められた時、抑えきれない嬌声をあげてしまう。
目尻から生理的な涙が零れた。
「桃、緊張を解け。お前が気持ちいいと俺もいい」
「や…だ……そこ…ぃゃ…」
必死に首を振って訴えても、そこばかりを責められる。桃丸はぽこぽこと雅影の背中をたたいた。
「いや…ッ」
「いいくせに」
意識が霞んでいく。頭が真っ白になった時、桃丸は精を放っていた。
桃丸は雅影の首に回した腕に力を込める。
「力抜けって」
そう宥めてから、雅影は指を一本挿入した。
「…ふ……ぁ…ッ……殿…ッ」
「たまには名前で呼べよ」
指をくの字に曲げ、入口からゆっくりと円を描くように慣らされていく。絡まる襞の動きまで内部から刺激が伝わり、桃丸は羞恥に震える。
「まさかげ…さま…」
おそるおそる名前を呼ぶ。
この時にしか名前を呼ぶ機会がない。その声に恋情が籠っていることに言っている桃丸本人は気付かない。
「桃は本当に可愛いな」
「違…」
「違わない。お前は俺の宝だ」
指を二本に増やされる。二本の指をばらばらに動かされると、あられのない悲鳴をあげそうで、桃丸は雅影の肩に唇を押しつけた。
「ふぁ……あぁッ」
一点を掠められた時、抑えきれない嬌声をあげてしまう。
目尻から生理的な涙が零れた。
「桃、緊張を解け。お前が気持ちいいと俺もいい」
「や…だ……そこ…ぃゃ…」
必死に首を振って訴えても、そこばかりを責められる。桃丸はぽこぽこと雅影の背中をたたいた。
「いや…ッ」
「いいくせに」
意識が霞んでいく。頭が真っ白になった時、桃丸は精を放っていた。