この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘美な屈辱~レズ奴隷に堕ちた私~
第3章 望まぬ初体験

「どうしたんですか....?」

運転する車を停車し、涼がハンドルに項垂れた。私の問い掛けに涼は応える。

「ごめん、ちょっと気分悪くて...」
「それって...朝からですか?」
「....うん」
「そんなっ...体調悪いなら断ってくれてよかったのに」
「リオに会いたくてさ、でも結局心配させちゃったね...ごめん」
「謝らないでください....何か....」

涼の言葉に胸が痛む。辺りを見渡すが自動販売機すら見当たらない。
焦る私に涼は申し訳なさそうに言った。

「悪いんだけど...この先に休める場所があるから、ちょっと休憩していい?」
「勿論ですよ。近いんですか?」
「うん、直ぐだから」

涼はそう言うと再び運転し、5分足らずで車を停め降りると歩き出した。
私は無言でおろおろとついて行くが、精一杯の勇気を振り絞り涼の手を繋ぐ。その時の私は思ったのだ....涼は初めてできた本音で話せる友達だと...助けになりたいんだと。

駐車場に隣接した何も無い道路の端にポツリと建つ建物の入り口まで来た時、私はその建物の正体を知る。
......それはラブホテルだった。
思わず声が漏れる。

「ここって....」
「大丈夫、休憩するだけだから」

益々体調が悪そうに答えられながら手を引かれた私は素直に従ってしまった。

部屋に入ると涼はベッドに倒れ込み、私は暫く部屋の隅であたふたしていたが、涼は本当に体調が悪いんだけど思い込み、水を持ち涼に近づいて差し出した。
涼は水を飲み礼を口にすると寝苦しそうに言った。

「俺枕変わると寝れないんだ...膝枕してくれない?」
「膝枕...ですか?」
「駄目?」
「えっと....それは...ちょっと....」
「....じゃあ...手握っててくれる?」
「そっ、それくらいなら...はい」

見えないように手汗を拭い、手を握る。

この頃の私は涼を理解したという幻想と、本当の友達になれるという幻想...そして男女の友情という幻想を真実だと疑わなかった。

涼に手を引っ張られ、引き倒されるまでは....。




/96ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ