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甘美な屈辱~レズ奴隷に堕ちた私~
第12章 渇望

「もし明日も泊まれって言ったらどうする?」

帰りの車内で美紀様が微かに呟く。初めて聞いた声音だった....

「なっ...なんとかします」

私は反射的に答えた。勿論明後日は学校だが、人生初のサボりを経験するのも悪くないと思った。

「....そう....嘘だけど....」

美紀様は私を一瞥もせず車を走らせる。
無言のまま美紀様のマンションに到着した私達はやはり無言で部屋まで歩いた。
美紀様はもの凄く不機嫌に見える...私が何か気にさわる事をしてしまったのだろうか....

飽きたら捨てる....
その言葉が脳裏に浮かび不安が過る。美紀様は私が服を脱いだ時辺りから少し機嫌が悪かったかもしれない。
私が最初に躊躇したからだろうか....美紀様を喜ばせる事ができなかったのだろうか....

美紀様に捨てられるのが怖い....
私はもう今まで積み重ねてきた自分よりも美紀様を優先してしまうかもしれない。異常だという自覚はあるが....

部屋に入ると美紀様は前回と同様寝室に向かい、ベッドに腰を下ろし額に手を当て項垂れると深い溜め息を漏らす。

「あの...美紀様...体調でも悪いんですか?」

思わず尋ねると美紀様はゆっくり顔を上げる。その瞳はどこか哀しげに思えた。
美紀様はたっぷり5秒程沈黙してから私を見据える。

「脱いで....」

その声はいつもより冷たく響いた。
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