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甘美な屈辱~レズ奴隷に堕ちた私~
第13章 心の一線

「遅いよー」
20半ばだろうか...三人の中で一番若い男がおどけて言った。金髪のいかにもチャラチャラした軽そうな男だった。
隣のソファで30代程の筋肉質でスポーツ刈りのいかにも体育教師めいた男が煙草の火を灰皿で揉み消し、小肥りの最年長だろう体毛の濃い男は寒気がするような笑みを浮かべて私を凝視している。
「...張り切り過ぎでしょ....」
「美紀様....これってどういう...」
美紀様は男達に愛想無く呟くと私の問いに答えずもう一つのソファに腰掛けた。三人の視線が私に集まる。
「うわー、若いね。これ大丈夫なん?」
「問題無いんだよな?」
「ここまで来て中止は無いよね?」
三人は私を見たまま次々に主語のわからない質問をする。
「問題無い....ほら...」
その質問には美紀様が代わりに答え、手を差し出した。
男達は面倒臭そうに一斉に部屋の隅にまとめられた荷物の元へ向かい金髪の男が「あー、はいはい」と漏らし、それぞれ財布を取り出す。
順番に美紀様の掌に万札が二枚ずつ置かれていく...
私はただ黙ってそれを見ている事しかできなかった....

