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甘美な屈辱~レズ奴隷に堕ちた私~
第14章 涙の訳

何を話して良いのかわからない。私は美紀様に何を言おうとしていたのだろう....
顔が熱い....頭が回らない.....
結局無言のまま美紀様の部屋に入るといつものように寝室へ直行するが、今日は意味合いが異なりベッドに寝かされる。
半分寝ているような感覚の私が美紀様に声をかけようとする時には美紀様はリビングへと消えてしまった。
数分後、美紀様が何かをハンカチに包んだ状態でいくつか持ったまま戻って来る。

「あの....」
「寝てなさい....」

体を起こそうとする私を制した美紀様はハンカチで包んだ物を額に当てる。ひんやりと冷たく、どうやら氷袋が包まれているようだ。
美紀様は私の額と両脇に氷袋を当てそのままソファに腰を卸した。
異常に火照った体が少しずつ冷まされていく。どうやら軽い熱中症らしい。

言いたい事が言葉にできない....
私の中を駆け回る行き場の無い感情をどう言葉にすれば良いのだろうか。

熱もあってかますます鈍る思考は徐々に深いまどろみに溶けていった。
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