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宵闇
第10章 葉月


琴音は、帰ってくるとすぐに僕の部屋へとやって来た。
困ったような表情をして、僕を見る。


『どうしよう』


そう言って、僕を見る……。


僕に何と言ってほしいのか。
……僕に何が言えるというのか。


結局琴音は断ることに決めたようだったが────。


彼女が部屋を出ていくまで、なんとか平常心を装いながら対応したものの……自分の気持ちに気づいたばかりの僕は本当はひどく動揺していた。


今まで女の子を好きになったことも、つきあったこともないわけではない。

……けれど、琴音は違う。
琴音はまったく別の存在なのだ。
どんなに親しくなったとしても、そういう対象として考えるべきではない。

たとえ血は繋がっていなくとも……僕たちは、兄妹という関係なのだから────。


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