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宵闇
第10章 葉月


溜め息ばかりが出る。


……どこで間違えたのだろう。

早く『家族』になれるようにと僕がとっていた行動は、どこか間違っていたのか?

なぜ、こんな想いを抱いてしまった?

なぜ、抱く前に間違っていたことに気づけなかった?

琴音と一緒に暮らして……そういう想いにならない方が難しいということだったのか。

最初から、間違えていたのか────。



──いつのまにか暗くなっていた部屋。
椅子から立ち上がって窓から外を見る。


一度気づいてしまった想いからはたぶん──いや、きっと逃れられない。
……この、迫り来る闇のように。


どうすればいい?
どうするのが一番いい?


そのときの僕にはまだ何もわからなくて……ただ黙って、静かに広がっていく闇にまるで飲み込まれていきそうな自分を感じることしかできないでいた────。


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