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宵闇
第3章 深まる


一緒に暮らすうちに私はおじさんのことを自然にお父さんと呼べるようになったけど、葉月くんは、ママのことをいまだに「雪乃さん」と呼んでいた。
私とは違って前のお母さんのことをよく覚えているらしいから、ママをお母さんと呼ぶのはやっぱり抵抗があるんだろう。

ママに、そのことについて前に聞いたことがある。
でも、本人は全然気にしてないようで
『お母さんなんて呼ばれなくても全然平気』
『名前にさん付けなんて、あまり言われたことないから嬉しいわよ』って言ってた。

そういうところ。
なんかママらしくて好きだな、って思ったことを覚えている。


そんなかんじで、みんなが相手を思いやってる生活。
変に無理して家族になろうとはしてないことが、かえってよかったのか……私たちは自然に仲良くなっていた。
普通に、家族になっていた。

居心地がいいこの生活が、私は大好きだった。



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