この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
宵闇
第13章 衝動


「葉月く……ん」


どうにもならなくなって身体を捩らせながら彼の名を呼ぶと、舌が、そこから離れた。

私の蜜に塗れた口元を手の甲で拭いながら、伸び上がってくる。

その、淫靡な姿にぞくりと背筋を走るもの────。

私は彼から目が離せなくなって。
葉月くんも私を見つめてきて。


「ね……も、私……っ……」


縋るように口にしたのに


「ん?」


気づかないのか、気づかない振りなのか、私を見下ろしたまま。
深まる、飢餓感にも似たその感覚にたまらず目が潤んできた。


「おねがい……」

「何? 琴音」


この感覚を鎮めてほしいのに……そんなこと口になんて出せない。


「う……」


思わず唇を噛んだ。
目をぎゅっと閉じたとき────。


「っあ」


ちゅぷ……となかに挿れられた指。
なかを探り出すように動き出す。


「あ……」


指が抜かれ、でもまたすぐにはいってきた。
さっきより少しきつい。
でももうとろとろの私のなかは、すぐにその侵入を許す。


「……っ、あ」


たぶんそれは二本の指。
私のなかをぐちゅぐちゅと弄ってる。


葉月くんの指が私のなかにはいってる。
大好きな、細くて長いあのきれいな指で、私のなかはこんなにもかき回されてる──その事実が私をたまらなく興奮させていく。


/509ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ