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第13章 衝動

勝手に、身体がびくんと跳ねた。
だって葉月くんが──私の敏感なあの場所にいきなりふれてきたから。


「ああ……っ」


それでも、ずっとそれを願っていた私の口からは甘ったるい声が漏れてしまう。
そんな私の反応を見て確信したのか、葉月くんはその場所をさらに責めてきた。
擦られ続け、連動するように私の身体がさらにどんどん熱くなっていく。


「あっ、あっ……や、あ……！」


私いまどんな顔してるんだろう──ふと思い、恥ずかしくなって両腕を目の上で交差するようにして隠した顔。


「あ、あっ……ん、あ……」


でも、声は止められずに……それどころか勝手に甘ったるくなっていく。


「あっ……はづ、き……くぅ、ん」


そのまま葉月くんの名を口にした、そのとき────。


「……っああん！」


いつの間に顔を私の足のあいだに移動していたのか、そこがぺろりと舐めあげられた。
柔らかい舌で刺激され、指とはまた違う気持ちよさがたまらず、縋るものを求めたずらした手でシーツをぎゅっと握りしめる。


「待ってっ、まっ……ああっ……！」


指は中の敏感な場所を刺激したまま、
舌で外の敏感な部分を舐められて。


「だって琴音……両方好きだよね……？」


葉月くんが愛撫の合間にそんなことを言う。
そのまま蜜穴からそこまでをぺろぺろと何度も何度も舐めあげられ思わず腰が浮いた。


「……もっと強い方が好きかな」


独り言のような呟きのあと、割れ目がくいっと左右に開かれる。


「やっ……！」


そのまま上へと軽く引っ張り上げられるような感覚。
つん……とそこをつつかれた。