パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第13章 衝動

どくん……と私の胸が高鳴っていく。
葉月くんからもう目を逸らせない。
頬が、熱くなっていく。


そして再び私のそこに押し当てられた、それ。


「力抜いて」


目を閉じて、ふうっと息を吐いた直後にぐぐ、っと開かれていく。
……っ！　と条件反射のようにやっぱり身体が強張っていくのがわかったけど、でも葉月くんの唇が不意におちてきて。


「目、開けて」


そう促され、従った視界に入ってきた、私を見下ろすその目。
熱っぽくて。
色っぽくて。

そのままさらに葉月くんが少しずつ腰を進めてくる。
なかが押し広げられていく。
ゆっくりと侵されていく感覚。


「あ……」


思わず、声が出た。


「……っ……はづき、くん……っ……」


縋るようにその目を見つめ返し続ける私に、葉月くんがまた唇を重ねてきた。
舌が、私の舌を捕らえる。
ゆっくり、ねっとりと絡めてくる。
私は目を閉じてその舌に応えた。
呼吸が小刻みに揺れる中、深く舌がもつれあう。


「……ん、っん……！」


ゆっくりと、ゆっくりとなかが満たされていく。
みちみちとした圧迫感。
けれど痛くはない。
それどころか、むしろ────。


……疼く。


「ん……ふ、ぅう……っ」


声を出せずに封じられた喉の奥。
声にならない喘ぎが生まれてる。


……もっと。
もっと深くまで欲しい。
葉月くんが、欲しい────……！