この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
宵闇
第16章 囚われる


「……まあ、精神的にはそうかもだけどね」


そんな私の頭を撫でながら葉月くんが口にした言葉に、え……? と振り向く。


「琴音の、気持ちいいの我慢してる顔とか……焦らされて泣きそうになってる顔とか。
そういうの見ると、すごく、くる」

「く、くるって……!?」


思わず聞き返しながらも、本当はわかってしまった意味に顔が熱くなった。


「……でも琴音もそういうとこあるよね。
琴音のさっきの言葉で返すなら──うん、Mっぽいとこ?」

「え!? そんなのないよっ」

「あるって。琴音はたぶん、想像でも感じちゃうタイプでしょ。
自分が今どうなってるのか言われて、見えなくてもそれ想像して、興奮してくる。みんなそういうところはあるかもしれないだけど、琴音は特に」


つつ……と指でなぞられた背中。


「そういうとこ、ある────」


びくんと身体を仰け反らせながら、私は葉月くんのその何気ないはずの言葉に過剰に反応していた。
思わず湧き上がったひとつの疑問──思わず口をついて出る。


「……っ、だれと」

「ん?」

「誰と、比べて……?」


そこまで言ってから、はっと我に返った。


「違っ────……」


取り消そうとした言葉は葉月くんの背後からの突然のキスに止められる。


「っう……く……」


それはとても激しかった。
まるで貪るように私の口内を侵してくる葉月くんの舌。
息も絶え絶えに、されるがままになる。


/509ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ