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宵闇
第16章 囚われる


「大丈夫?」


葉月くんがゆっくりと私の身体を横にさせた。
まだ呼吸の整わない私を見下ろして、私の蜜でべとべとになっているはずの指に舌を這わせる。


「……舐めちゃだめ……え」


思わず口をついて出た。


「どうして?」


なおも、ぺろりと舐め


「琴音のだよ?」


そんな恥ずかしいことを言う。


「……直接の方がもっと好きだけどね」


ふ……と微笑む、その色っぽい顔──目が離せない。

湧き上がってきた衝動のまま、葉月くんの足のあいだにそっと手を伸ばす。
すでに勃ちあがっているそれに触れると、ぴくっ……と反応を示した。
そのままきゅっと握ると、手の中でまた、ぴくんと。

軽く掴んだまま身体を起こすと、察した葉月くんは足の間に私を迎えてくれた。
両手で根本を掴み、そっと上下に動かす。
まだなんとなく柔らかさがあったそれがたちまち硬く、より大きくなっていく。
昨日教わったとおりに──葉月くんに気持ちよくなってもらえるように、舌を出してぺろりと先端を舐めあげた。


「ああ……」


手を伸ばして私の頭を撫でてくる彼。
それが嬉しくて、私は懸命に愛撫した。

根本に口づけて、そのまま舌を先端まで滑らせる。
口を開いて、先端を咥える。
ちゅぷ……と、いやらしい音がした。
舌先を使って、先端をちろちろと。
裏側も、下の方から舐めあげた。


「あ……それ……」


頭の上で葉月くんが、はあっと息を吐いた。
滲み出てきた液体を使い、指先で先端をくちゅくちゅと撫で回す。


「く……うっ」


色っぽい声。
いやらしくてたまらない声。
刺激される。


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