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宵闇
第16章 囚われる

「葉月くんとするの……好き」
そう、本当にたまらなくなって、思わずそんなことまで言ってしまった。
口にしてから少しだけ恥ずかしくなる。
「好きなんだ?」
でも、葉月くんが嬉しそうに笑みを深くするから。
「ん……できればずっとこうして繋がってたいくらい……」
受け入れてもらえてるって思えたからか──唇からさらにこぼれる、素直な想い。
葉月くんが、こう? と腰を揺らす。
「や、あぁん……」
繋がった部分からまた甘い……じわりとした感覚が生まれてくる。
誘発されたように私のなかが葉月くんのものをぎゅうっと締め付けた。
たまらず、自分からも腰をすり寄せる。
「あ……」
目を閉じた彼のその表情がすごく色っぽくて、また、私のなかがきゅうっとなる。
葉月くんが深く息を吐いた。
両手を私の腰に添えたかと思うと、そのまま下から突き上げてきて────。
「ひゃあっ……!」
ずんずんと突き上げられるたびに追いつめられような感覚に陥る。
「あっ、あ……あ、やあっ……!」
勝手に漏れる高い声。
何だろう──下から突かれるの、なんか、すごく……なんか、っ────。
「あっ、あんっ、や……ああぁっ……!」
必死で葉月くんの身体にしがみついた。
やがて突き上げか止まったかと思うと、腰を掴まれぐいっと下に引き寄せられ……彼は反対にぐりっと上に押しつけてきて────。
「ひ……!」
奥への強い刺激に身体が仰け反る。
そのままぐりぐりっとされる。
「やあっ!」
だめ────!
あっという間にのぼり詰めてしまいそうなその感覚に、必死で頭を振った。
やだ……まだ、まだいきたくない────!

