この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
宵闇
第19章 枷
そして僕はその誘いに呆気なく落ちていき──再び、口づけを。
激しい、噛みつくようなそれを彼女に与えた。
「んっ……! んぅ……は……ぁん……」
途切れ途切れに聞こえてくる喘ぎは苦しそうな、でも──気持ち良さそうな。
回された腕が首へと絡みつく。
さらなる激しさを求めてなのか、僕を受け止めながらもまだ強く僕のそこへと押し当ててくる柔らかな唇。
──すべてが、僕を煽らせる。
僕は、まだ足りないとばかりにさらに琴音を求めた。
唇が離れたときに繋がれた糸さえも舌をのばして舐め取る。
はあっ、と深く息を吐きながら、目を閉じて恥ずかしそうに俯く琴音の姿────。
彼女が着ている、前開きになっているワンピースのボタンを順に外していくと、琴音は口元に手をあてて、ん……と小さく声を漏らした。
そのままワンピースを脱がせると、キャミソールと淡いピンクの下着だけを身につけた状態になった琴音。
少し恥ずかしそうに僕に抱きついてくる。
抱き止めながら、キャミソールの下から手を入れた。
そのまま下着をずらす。
「あっ」
指先に感じた柔らかな膨らみの感触──手のひらでしばらくそれを弄んだ。
乳首を掠めるたびに琴音は息を漏らして僕にしがみつく腕を強くする。
愛撫を続けなから、琴音の足のあいだに自分の片足を滑り込ませた。
そこが擦れるように膝を押し付ける。
「ん、んぅ……っ……!」
声を押さえようとしてなのか、それともやっぱり癖なのか、唇を噛んでいる琴音。
それでも甘い吐息は小さく漏れて僕の耳にはっきりと届く。