この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
宵闇
第21章 月影


「あ……」


その感情に気づいた私は


「……あの、ね」


おそるおそる、口を開いた。
うん? と続きを促してくる彼の目。
こくりと喉が鳴る。


「下が……いい」

「え?」

「だからその……葉月くんを見下ろすんじゃなくて────」


なんだか恥ずかしくなって彼の首にしがみつき視線をそらす。
けれど葉月くんはその腕を外し、私と視線を再度合わせようとして。
そしてそれは、そのとおりになって。


「……僕に見下ろされていきたいの?」


そして告げられた言葉のあまりの恥ずかしさに、かあっと顔が一気に熱くなった。


「何それ可愛すぎる……!」


でも、目の前には葉月くんの嬉しそうな笑顔。


「やっぱり琴音はそういう性質なんだね」


笑いながらも、また言葉で苛めてくる。


「違っ……!」


でも私の身体はやっぱり正直で。
胸が疼くと同時に、きゅうっとなかも。


「わかりやす……」


葉月くんがそう言って笑うからなかにその振動が伝わって──その刺激をまたきっかけとして、いかないまま奥がじんじんとくすぶるように疼いていた身体が更なる快楽を求め始める。

頭はいっぱいいっぱいなはずなのに、前のめりになったまま私は、葉月くんに自分の身体を深く押しつけて無意識のうちにそのまま腰を前後へと動かしていた。

深く繋がったそこで、なかの気持ちよさだけじゃなく、私の下の突起が葉月くんのどこかに強く擦れたことで襲われた、思いもよらなかったその快楽。


/509ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ