この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
宵闇
第9章 溶ける


「琴音ちゃん、シャワー使うでしょ?」

「あ、うん! ありがと~」

「着替え、ないよね? これでよかったら着て?」


そう言って渡されたのは、葉月くんのTシャツとハーフパンツ。

さっきコンビニに寄ってもらったから下着とかそういうのは買えたけど、さすがに着替えまではないし、ありがたく借りることにした。


「絶対ぶかぶかだよね」

「だろうね」


ははっ、と笑われる。


「でもほんとごめんね、突然。寝るときソファー貸してね」

「僕がソファー使うから、琴音ちゃんはベッドに寝なよ」

「え、いいよー!」


慌てて首を振る。
そんなの申し訳なさすぎる!


「だめ。いやなら泊めないけど?」


コーヒーをいれながら、横目でちらっと私を見てにこっと笑う葉月くん。


「……う」


泊めてもらえないのはとっても困る。


「決まりね」


何も言えない私はそう告げられて、はい、と答えるしかなかった。


……葉月くんは私を甘やかす天才だなあ、とそんなふうに思いながら、コーヒーをいれるその動作をぼーっと眺める。



/509ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ