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一夜の愛、人との愛
第1章 深夜2時のプロローグ
体の奥から、何かがトロリと溢れたことを自覚し、真理亜は思わずシーツの上で逃げをうとうとした。
その瞬間、腰を掴んでいた男の手に力が篭もる。

「逃げんなよ、マリア」

低く、唸るような、色気をまとった声が、真理亜の体に絡みついた。

両肘で上体を僅かに起こした真理亜と、男の視線が合った。

少なくとも、真理亜は視線が合ったと感じた。

直後、蕾に男の指が入り込み、真理亜は背中を逸らし喘いだ。

「あっ・・・、だめぇ・・・、」

男の指が、ゆっくりと、的確に真理亜の中を広げていく。

既に濡れて溢れている泉が、男の指の動きに水音を立てる。

クチュクチュという音と、時折聞こえる男の息遣いに、真理亜は上体をシーツの上で何度もくねらせた。

体が熱くて溶けそうになっている。

「アッ・・・! はっ・・・」

指が曲がり、奥をえぐられると同時に、再び女芯に舌を這わされて、先ほど達しかけた体が一気に熱を帯びる。

息がうまく吸えない。

指の動きが早まって、腰が何度もガクガクと揺れてしまう。

「あっ、・・・ア、ア、・・・ふッ」

それでも、男は、

真理亜の声が高くなり、体が昂った瞬間、指を引き抜き、顔を上げた。

そして。

(私を・・・、見てる・・・)

暗闇の中、見えるはずが無いのに、真理亜は恐る恐る自分の胸を両手で抱きしめ庇った。

荒い息で胸が何度も上下する。

呼吸で揺れる乳首が、自分の掌に擦れる刺激さえ快感なることに戸惑う。

小刻みに体を震わせる真理亜の右手首を、男が掴んだ。

(あっ・・・)

反射的に逃げようとした体をグイと引き寄せ、男は真理亜の上体を起こした。

「俺に委ねろ」

先ほどより、幾らか落ち着いた声で、男が指示する。


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