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一夜の愛、人との愛
第1章 深夜2時のプロローグ
まるで暫く餓えていたことを認めているかのように、彼女の泉がぐっしょりと潤っていくのを、男は楽しげに眺める。
女芯に吸い付き、時折音を立てて離しては、未だに最後の理性にすがりつく真理亜の抵抗と、その泉のコントラストを楽しんだ。
体は確実に快楽に沈みながら、真理亜は無意識に左の親指を噛むことで、流されまいとしているようだった。その指も、愛液にまみれた泉と同様、濡れそぼっている。

「おもしれぇ」

男は大分、夜目が利くようだ。
真理亜の動きに煽られたのか、口端をニッと持ち上げると、片眉を挑戦的に持ち上げて、舌先を茂みの中へ下ろし、完全に充血したソコを舌先で転がしてから、その舌先を下げ、割れ目の中へ押し込む。両手を彼女の腰にあてると、逃さずに味わい出す。

「あっ、・・・んあぁ・・・」

女の縋りつくような声を楽しみながら、男は泉から溢れる愛液を強く啜った。
その度に、真理亜の内腿がびくびくと戦慄く。

「だめ、ぇ・・・」

懇願する声が、陵辱する者に火をつけていることに、真理亜は気付いていない。
内壁に潜り込んだ舌先は、まるで真理亜の感じる場所を探るかのように丁寧に、あますことなく動いた。その度に、新たな愛液が、泉から溢れてくる。

「もぅ、・・・あッ、・・・・・あっ」

真理亜の声が断続的に漏れだし、限界が近づいた瞬間、男は全ての動きを止めて、顔を上げた。

「はっ・・・・・、ぁ・・・」

思わず落胆の声が漏れる。

(・・・・・・や、やだ・・)

その事実に、真理亜は泣きそうな顔になった。

(わたし・・・)

自分の体の変化に躊躇しながら、真理亜は男の影を見つめた。
黒い塊しか見えないが、強い視線を感じる。
その瞬間、はっきりと気付いてしまった。

(濡れてる・・・)


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