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一夜の愛、人との愛
第13章 金の拘束
「じゃあ、下だけで許してやる」
「……え」
「さっさとしろっ」
決して怒鳴ってはいない、叱咤する程度の声だったが、真理亜の身体は強張り、そして緩むと共に指先が下着にかかっていた。
溶鉱炉に入れた鉄のように、ドロリと重く熟れてしまった身体が、もっと強い刺激を求めて理性を焼ききってしまう。
(お、ねが、い…)
下着ごと柔らかいズボンを脱ぎ落とした真理亜が、涙目のまま、ゆっくりとザレムの右膝の前に這ってくる。
進む度に背中に空いた服の穴が妙な感触を生むのだろう。
時折、感じ入った顔で唇を噛み締め、視線を斜め下に逃す姿さえ、散々甘美な匂いを嗅いでいたザレムには、食欲をそそる獲物の誘惑にしか見えない。
真理亜が近くに来れば、ザレムは右手を右太腿の上まで鎖ぎりぎりに持ち上げると、人差し指1本で彼女を招いてみせた。
「ここに座れ。足を開いて」
「……」
躊躇するのは想定内だ。
彼は背中を丸めて顔を近づけると、その鼻先にふっと熱っぽい息を吹きかける。
「散らしてやるって、言っただろ?」
「……ぁ」
「なんだ、また溢れたか」
鼻をつく匂いが増して、舌なめずりする勢いで尋ねれば、自覚はあるのか、真理亜の身体が熱く火照り、汗の匂いが一段増した。
「ほら、ここだ」
お膳立てしてやるのは、ここまでだ。
何せ自分は動けないのだから、ある程度は女が自ら動くしか無い。
「……え」
「さっさとしろっ」
決して怒鳴ってはいない、叱咤する程度の声だったが、真理亜の身体は強張り、そして緩むと共に指先が下着にかかっていた。
溶鉱炉に入れた鉄のように、ドロリと重く熟れてしまった身体が、もっと強い刺激を求めて理性を焼ききってしまう。
(お、ねが、い…)
下着ごと柔らかいズボンを脱ぎ落とした真理亜が、涙目のまま、ゆっくりとザレムの右膝の前に這ってくる。
進む度に背中に空いた服の穴が妙な感触を生むのだろう。
時折、感じ入った顔で唇を噛み締め、視線を斜め下に逃す姿さえ、散々甘美な匂いを嗅いでいたザレムには、食欲をそそる獲物の誘惑にしか見えない。
真理亜が近くに来れば、ザレムは右手を右太腿の上まで鎖ぎりぎりに持ち上げると、人差し指1本で彼女を招いてみせた。
「ここに座れ。足を開いて」
「……」
躊躇するのは想定内だ。
彼は背中を丸めて顔を近づけると、その鼻先にふっと熱っぽい息を吹きかける。
「散らしてやるって、言っただろ?」
「……ぁ」
「なんだ、また溢れたか」
鼻をつく匂いが増して、舌なめずりする勢いで尋ねれば、自覚はあるのか、真理亜の身体が熱く火照り、汗の匂いが一段増した。
「ほら、ここだ」
お膳立てしてやるのは、ここまでだ。
何せ自分は動けないのだから、ある程度は女が自ら動くしか無い。