この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
一夜の愛、人との愛
第13章 金の拘束
「じゃあ、下だけで許してやる」

「……え」

「さっさとしろっ」

決して怒鳴ってはいない、叱咤する程度の声だったが、真理亜の身体は強張り、そして緩むと共に指先が下着にかかっていた。

溶鉱炉に入れた鉄のように、ドロリと重く熟れてしまった身体が、もっと強い刺激を求めて理性を焼ききってしまう。

(お、ねが、い…)

下着ごと柔らかいズボンを脱ぎ落とした真理亜が、涙目のまま、ゆっくりとザレムの右膝の前に這ってくる。

進む度に背中に空いた服の穴が妙な感触を生むのだろう。

時折、感じ入った顔で唇を噛み締め、視線を斜め下に逃す姿さえ、散々甘美な匂いを嗅いでいたザレムには、食欲をそそる獲物の誘惑にしか見えない。

真理亜が近くに来れば、ザレムは右手を右太腿の上まで鎖ぎりぎりに持ち上げると、人差し指1本で彼女を招いてみせた。

「ここに座れ。足を開いて」

「……」

躊躇するのは想定内だ。

彼は背中を丸めて顔を近づけると、その鼻先にふっと熱っぽい息を吹きかける。

「散らしてやるって、言っただろ?」

「……ぁ」

「なんだ、また溢れたか」

鼻をつく匂いが増して、舌なめずりする勢いで尋ねれば、自覚はあるのか、真理亜の身体が熱く火照り、汗の匂いが一段増した。

「ほら、ここだ」

お膳立てしてやるのは、ここまでだ。

何せ自分は動けないのだから、ある程度は女が自ら動くしか無い。
/226ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ