この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
一夜の愛、人との愛
第17章 感知
はっとした彼女が身を翻した瞬間、背後から跳びかかった雪豹が彼女を押し倒す。

「ッ!」

うつ伏せに潰され、身体に痛みが走るも、もがくよりも男が真理亜をひっくり返す方が早い。

「やめっ…!」

声をあげようとした瞬間、唇を塞がれて真理亜が目を丸くした。

唇を引き結ぶより早く、口腔に入り込んだ舌先が真理亜の舌を絡めとると、唾液をかき混ぜるように蠢いてから、甘く唇を食んでくる。

何度か啄むように口付けられて、思いのほか、優しいその感触に、抵抗らしい抵抗を忘れた真理亜が一瞬、呆けた。

その様子に微笑んだ男は、唇を顎先へと下げると、何度か真理亜の身体に吸い付きながら、鎖骨を舐め始める。

「っ……、何してっ…!」

「味見」

「は?」

猫科の舌が、真理亜の傷口を舐めると、痛みに思わず真理亜が男の髪を掴む。

だが、男は真理亜の小さな抵抗など気にもとめず、唇を胸の先端に寄せると、先程まで歯を立てていたそこを、今度は丁寧に舐め上げ始めた。

「んっ…、やめっ…!」

やっと、事態を飲み込んだ真理亜の身体が、男の下でバタバタと藻掻き始める。

だが、男は真理亜の太腿に片手を置き、反対の手で自分の上体を支えると、真理亜の胸の付け根に再び舌を這わせ、滲む血を舐めては美味しそうに喉を鳴らした。

「すげー、美味そうなのになー」

ここ、と言いながら反対の胸に鼻先を押し当てると、勃ちあがりかけた突起に舌を絡めて何度も甘噛みしはじめる。

男は、グミのような、その感触を楽しみながら、時折、小さく吸い付いて口の中で真理亜の胸の先を転がした。

何度も繰り返されるうちに、真理亜の身体が火照りだす。

(や・・・だ!)

首筋から胸元までが薄っすら赤くなると、止まりかけた左胸の傷口から、再び赤い血が滲む。

その匂いに、男が楽しそうに頬を左胸に摺り寄せる。

動きは猫のようだが、男は猫じゃない。

それは、開かれたままの脚の間に、男の手が当てられたことでハッキリしていた。
/226ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ