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一夜の愛、人との愛
第2章 朝8時のハプニング
サラリーマンとのやり取りで、一時、動きを潜めていた下半身の指達が、ゆっくりと動き出す。

「っ・・・」

後ろから臀部の割れ目に掌を密着させて、指先だけを蜜口で滑らされる。
その、際どい感覚に真理亜の睫毛が小さく震えた。
茂みの中に潜り込んでいた左手も、その中に隠された小さな突起を探り当てる。

「・・・ふ」

閉じきれない唇から、思わず息が漏れた。
真理亜の目元が仄かに赤くなり、斜めに落ちかけていた鞄がズルリと右手から抜け落ちる。

「大丈夫ですか?」

右手の動きは、そのままに、匠に体の向きを変えた隣のサラリーマンが、真理亜に密着した。
落下した鞄を足先でとらえて、音がしないように床へ落とす。
その右手が、真理亜のシャツのボタンの合間から入り込み、キャミソール越しにブラジャーを押し下げようとしている。

(いや・・・)

真理亜は小さく首を振り、右手でサラリーマンを押し返そうとした。
反射的に足に力を込めた瞬間、後の人間が真理亜のヒールをグイと横に広げる。
はっとして足を戻そうとするが、そこには誰かの靴がある。

(足が、閉じられない・・・!)

左手を後ろで掴まれ、自由な右手もサラリーマンの体に挟まれて、ほぼ自由が利かない。

そんな中で、茂みの中で蠢く指が、真理亜の泉から溢れだした透明の雫を、突起に塗りつけはじめた。

(あっ、・・・それ、・・・)

真理亜の表情が歪み、押し返そうとしていたはずの右手が、隣のサラリーマンのスーツにすがりついた。

(腰が・・・、変・・・)

蕾を弄っていた指先が、ゆっくりと内壁に入ってくる。
同時に、前を弄る指の動きが早くなってきた。
さっきから布越しに触られていた右の胸の突起が、ずれたブラジャーから溢れて、シャツ越しに固く尖っているのが見える。

「んっ・・・」

サラリーマンの指に、乳首を器用に弾かれて、真理亜の体がピクッと震えた。

それが合図だったかのように、スカートの中の手が動きを早める。




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