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一夜の愛、人との愛
第3章 午後1時のリスニング
「あ・・・」

真理亜が自分の左手を見つめて固まっている。
その様子に気付き、隣の雪子が電話を終えてから、真理亜に声をかけた。

「まーちゃん? どしたの?」

電話を自分の右側に置いている雪子は、左隣の真理亜が左手で受話器を置いている図に、特に違和感を感じない。だが、動かずに受話器を見つたままの彼女の様子に首を傾げた。

「まーちゃん」

再び名前を呼ばれて、真理亜がハッとして振り向いた。
その顔色は優れない。

「平気?」

心配そうな雪子に、真理亜は我に返ったのか何度か頷きながらも、電話を一旦オフにすると立ち上がった。

「ちょっと、トイレ行ってくる。ごめん、すぐ戻るから」

指でオッケーサインを出しながら、次の電話に出ている雪子に場を任せて、彼女はフロアを横切ると、女子トイレに駆け込んだ。


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