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一夜の愛、人との愛
第6章 黒い地下牢
吐息に合わせて上下する、真理亜の胸元が天使を誘惑する。
音も立てずに手袋を床に落とすと、彼は無意識に唇を舐めながら眼鏡のブリッジを押し上げた。
「確認、するだけだ」
掠れた声を溢し、喉元の結び目に指を引っ掛け緩めると、静かに引き抜く。
白い手袋の上に、薄紫のネクタイが蛇のようにとぐろを巻いた。
コーラルが息を飲み、目を離せずにいる間も、真理亜の体が緩く蠢く。
左手が暑苦しそうにシャツの前を開き、かろうじて止まっている一番下のボタンも引っ張られて千切れそうだ。
体を横にした拍子に左の肩が露わになると、キャミソールの紐が二の腕にずれ、淡いオレンジ色のブラジャーと、その花柄に包まれた豊かな胸元が覗く。
真理亜の左手が、邪魔なものを剥ごうとしてか、ブラジャーのレースの部分に触れると、力なく引っ張った。
薄紅色の突起が見えかけて、思わずコーラルが視線を逸らす。
見ないようにしたが、真理亜の呼吸が熱を帯び、鼓膜が徐々に濡らされていくようだ。
「・・・」
ただ目的を果たすだけだ、と改めて自分に言い聞かせ、彼は、彼女のスカートの裾に手をかけた。
グレーのプリーツスカートは、なんなく捲れ、細くはあるが、肉感的な太腿が露わになった。
ブラジャーとお揃いのオレンジ色のショーツに、彼女の右手が添えられている。
レースの布地越しに透けて見える茂みを、彼女の中指が時折押したり、引っ掻いたりしては、足をすりあわせる。
このままでは、内股が見えない。
「ん、ぁ・・・」
コーラルの指が、そっと太腿の間に触れる。
真理亜の甘い声に、天使の眉が僅かに歪んだ。
音も立てずに手袋を床に落とすと、彼は無意識に唇を舐めながら眼鏡のブリッジを押し上げた。
「確認、するだけだ」
掠れた声を溢し、喉元の結び目に指を引っ掛け緩めると、静かに引き抜く。
白い手袋の上に、薄紫のネクタイが蛇のようにとぐろを巻いた。
コーラルが息を飲み、目を離せずにいる間も、真理亜の体が緩く蠢く。
左手が暑苦しそうにシャツの前を開き、かろうじて止まっている一番下のボタンも引っ張られて千切れそうだ。
体を横にした拍子に左の肩が露わになると、キャミソールの紐が二の腕にずれ、淡いオレンジ色のブラジャーと、その花柄に包まれた豊かな胸元が覗く。
真理亜の左手が、邪魔なものを剥ごうとしてか、ブラジャーのレースの部分に触れると、力なく引っ張った。
薄紅色の突起が見えかけて、思わずコーラルが視線を逸らす。
見ないようにしたが、真理亜の呼吸が熱を帯び、鼓膜が徐々に濡らされていくようだ。
「・・・」
ただ目的を果たすだけだ、と改めて自分に言い聞かせ、彼は、彼女のスカートの裾に手をかけた。
グレーのプリーツスカートは、なんなく捲れ、細くはあるが、肉感的な太腿が露わになった。
ブラジャーとお揃いのオレンジ色のショーツに、彼女の右手が添えられている。
レースの布地越しに透けて見える茂みを、彼女の中指が時折押したり、引っ掻いたりしては、足をすりあわせる。
このままでは、内股が見えない。
「ん、ぁ・・・」
コーラルの指が、そっと太腿の間に触れる。
真理亜の甘い声に、天使の眉が僅かに歪んだ。