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一夜の愛、人との愛
第6章 黒い地下牢
真理亜は夢を見ていた。
なんだか、とても気持ちよくて、それでいて焦れったい夢だ。
暗闇の中で、真理亜は裸で仰向けに寝ている。
誰かの指が、自分の体を触っている。
くまなく、丁寧に、あますところなく。
輪郭を確かめられているようだ。
最初、頭を撫でていた指先は、閉じた瞼を擽り、鼻先を突いてから、唇に触れた。
指先だけで愛撫されて、唇が感じることを初めて知っていく。
それと同時に、胸元や腰の奥が、徐々に熱を帯びることにも気付く。
「まだ、だ」
誰かの声が、真理亜に囁く。
早く、触れて欲しい。
火照っていく体を、外からも、中からも、撫でてあやしてほしくなる。
哀願する真理亜の体に息を吹きかけて笑い、征服者は、ただ彼女を愛玩した。
唇を愛撫した指先は、唾液を絡めて濡れたまま、顎をたどって喉を通り、鎖骨を撫でてから、胸元の膨らみを徐ろに掴む。
「あ・・・ッ」
思わず胸を突き出して背中を逸らす真理亜に、耳に触れる距離で密やかな笑い声が聞こえる。
「ここか?」
答えられず、思わず唇を噛んでしまう。
「違うか」
悪戯な声が響き、反対の胸に濡れた唇が這うのを感じる。
それでも、先端は舐めてもらえない。
なんだか、とても気持ちよくて、それでいて焦れったい夢だ。
暗闇の中で、真理亜は裸で仰向けに寝ている。
誰かの指が、自分の体を触っている。
くまなく、丁寧に、あますところなく。
輪郭を確かめられているようだ。
最初、頭を撫でていた指先は、閉じた瞼を擽り、鼻先を突いてから、唇に触れた。
指先だけで愛撫されて、唇が感じることを初めて知っていく。
それと同時に、胸元や腰の奥が、徐々に熱を帯びることにも気付く。
「まだ、だ」
誰かの声が、真理亜に囁く。
早く、触れて欲しい。
火照っていく体を、外からも、中からも、撫でてあやしてほしくなる。
哀願する真理亜の体に息を吹きかけて笑い、征服者は、ただ彼女を愛玩した。
唇を愛撫した指先は、唾液を絡めて濡れたまま、顎をたどって喉を通り、鎖骨を撫でてから、胸元の膨らみを徐ろに掴む。
「あ・・・ッ」
思わず胸を突き出して背中を逸らす真理亜に、耳に触れる距離で密やかな笑い声が聞こえる。
「ここか?」
答えられず、思わず唇を噛んでしまう。
「違うか」
悪戯な声が響き、反対の胸に濡れた唇が這うのを感じる。
それでも、先端は舐めてもらえない。