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一夜の愛、人との愛
第6章 黒い地下牢
  *  *  *



「・・・あ、キモチ、、い・・・」

寝台の上で、真理亜が呟いた時に、彼女は、かろうじてスカートだけを身につけていた。

床の上には、自分から脱いだのか、男に脱がされたのか、白いキャミソール、オレンジ色の下着が散乱している。

青いシャツが、足の付根に伸びた、真理亜の右腕の下で丸まっていた。

その体を覆うように、スーツを脱いだコーラルが、左手をシーツについて上体を支えながら、目の前の美しい肢体を見下ろしていた。

右手が、真理亜の剥き出しの脚の間に伸び、ぐっしょりと濡れた蜜口に指が3本、飲み込まれている。

「はや、く・・・」

真理亜の声が、抗うことを許さぬ力で、コーラルの体を縛り、誘いこむ。

その声に誘惑されるまま、コーラルの右手が徐々に早く、力を込めて、真理亜の蜜口を突き始めた。

「ん、ぁ・・・、アッ、・・・そこぉ」

反応の強い部分を、何度も指先で引っ掻くように穿つ。

十分に熱をもっていた真理亜の体は、一気に快楽の渦に飲み込まれていく。

「あっ、・・・ん、・・・ク、るっ」

コーラルの頬を、汗が一筋伝い、シーツに染みを作った。

見れば、真理亜の体は快感を示すように桜色に染まり、胸元の突起は、まるで食べてほしいと言わんばかりに固く尖っている。

彼女の右手は、天使の指と同じ速さで、茂みの中の突起を何度も擦り、円を描くようにして刺激していた。

不意に指を締め付ける襞の力が強まり、コーラルが息を飲む。



「んぁ、アッ・・・!」



真理亜の体が大きく震えて、コーラルの指がじわりと濡れた。

直後、何かから逃れるように真理亜が右手を振りかぶり、その手がコーラルの眼鏡にぶつかる。





はっとしてコーラルが後ずさったが、眼鏡は床に落ちて派手な音を立てた。





剥き出しになった視線の先で、覚醒した真理亜が、目を見開き、コーラルを見つめていた。




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