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一夜の愛、人との愛
第7章 魂の色
何故か、離れてはいけない気がした。

離れたら、その直後に、この天使が消滅してしまう、そんな予感が走った。

(消滅したって、私には関係ない)

そう思う傍から、「消滅させてはいけない」と脳裏でアラートが鳴る。





左手が、無意識にザレムの頬に伸びた。

触れた指先から、甘い熱が体に広がる。

男が瞼を開き、顔を上げた。

金色の視線が真理亜の視線とぶつかる。

挑むような視線は、決して急かさず、ただ静かに真理亜を見やった。





「なんだ」





尊大な声が、ゆっくりと尋ねる。

その唇を見つめながら、真理亜が瞬いた。





「どんな罪を、犯したの?」





洞穴の静謐な空気に、真理亜の声が、ただ静かに響いた。






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