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一夜の愛、人との愛
第8章 銀の鎖

男が椅子に座り、寝台の上で身体をくねらせる女を眺めている。
白いシャツと、硬めのパンツを着こなし、長い足を優雅に重ね、足首をベッドの端へ投げ出す姿は、それだけで絵になるように美しい。
その静かな視線の先、女だけが肢体を翻弄する熱にうなされ、自分の身体をあやしている。
衣服を身に纏わず、ただ目元を青いスカーフで隠されて、真理亜は、既に3回も快楽の果てに押しやられていた。
シーツがしっとりと濡れて気持ち悪い。その気持ち悪さが、何故か気持ちいい。
「困った人だ」
男の声に、真理亜が閉じた足を身体に引き寄せる。
剥き出しの太腿の奥に、濡れて光る赤い蜜口が覗くが、その官能的な姿に彼女は気づいていない。
「そんなに濡らしてしまったら、もう私が眠れない」
「あ・・・」
両手で胸元を庇う、その真理亜の指の間から、熱く尖った胸の先端が物欲しげに揺れた。
幾らか理性が戻ってきたようだ。
クレイルがテラスの外へ視線を投げる。見える空が黒に緑を内包し始めている。
「仕方ないですね」
言って立ち上がると、男は真理亜の傍へ歩み寄りベッド端に片膝を乗せた。
「今夜は、貴方に寝台を譲りましょう」
優しく告げながら、真理亜の目元へ手を伸ばす。
汗で乱れた髪を一つ撫でてから、彼は目元の拘束を外した。
泣き濡れた真理亜の目が、一瞬眩しそうにクレイルを見上げる。
「ただし、対価は頂きます」
告げたクレイルが、真理亜の瞳に唇を落とすと、右手を腰からするりと脚の間に滑らせた。
白いシャツと、硬めのパンツを着こなし、長い足を優雅に重ね、足首をベッドの端へ投げ出す姿は、それだけで絵になるように美しい。
その静かな視線の先、女だけが肢体を翻弄する熱にうなされ、自分の身体をあやしている。
衣服を身に纏わず、ただ目元を青いスカーフで隠されて、真理亜は、既に3回も快楽の果てに押しやられていた。
シーツがしっとりと濡れて気持ち悪い。その気持ち悪さが、何故か気持ちいい。
「困った人だ」
男の声に、真理亜が閉じた足を身体に引き寄せる。
剥き出しの太腿の奥に、濡れて光る赤い蜜口が覗くが、その官能的な姿に彼女は気づいていない。
「そんなに濡らしてしまったら、もう私が眠れない」
「あ・・・」
両手で胸元を庇う、その真理亜の指の間から、熱く尖った胸の先端が物欲しげに揺れた。
幾らか理性が戻ってきたようだ。
クレイルがテラスの外へ視線を投げる。見える空が黒に緑を内包し始めている。
「仕方ないですね」
言って立ち上がると、男は真理亜の傍へ歩み寄りベッド端に片膝を乗せた。
「今夜は、貴方に寝台を譲りましょう」
優しく告げながら、真理亜の目元へ手を伸ばす。
汗で乱れた髪を一つ撫でてから、彼は目元の拘束を外した。
泣き濡れた真理亜の目が、一瞬眩しそうにクレイルを見上げる。
「ただし、対価は頂きます」
告げたクレイルが、真理亜の瞳に唇を落とすと、右手を腰からするりと脚の間に滑らせた。

