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Usagi―妹恋慕
第5章 背徳の中の本能
わざと胸元に食べ物をこぼし
俺の視線を弄ぶ妹…
俺のおかずの唐揚げをとり
口にくわえて返してくる
ぷっくりした唇…
唐揚げの油で艶やかに光る
唇から真っ白い歯がのぞく
俺は両親が見てない事を確かめて妹の唇から取り返す
俺からの初めての挑発…
妹の唇に少しだけ
俺の唇を触れさせる
そこには悪戯な妹に対する
兄のふざけた行動…
そんな微笑ましいものはない
挑発に応えてしまった男が
かろうじて兄の姿を
作り上げている
唇に触れた後の妹の顔…
一瞬の驚きの後
喜びが瞳にでた
頬をうっすら紅く染め
憎まれ口をたたきながら
部屋に戻る妹
可愛いやつ…
俺が妹の背中を押したんだ…
まっすぐに
ぶつけてくる妹の行動
かわす事はいくらでもできた
俺はすでに自分から
理性の鎖を切っていたんだ…