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Usagi―妹恋慕
第5章 背徳の中の本能

部屋のドアを少し開け
寝ぼけたようにたたずむ妹

俺は冷静を装った


妹の姿が視野の片隅に入る



薄いTシャツに
透けているノーブラの乳房



うぶ毛が光るふっくらした脚



薄い陰毛や割れ目が
見えてしまいそうな小さい下着



ついさっき妹の部屋で
あからさまな挑発を受けていた俺は…貪欲に
妹の身体を目に焼き付けていた



俺の横に転がり込み
身体を押し付けて甘えてくる

男を十分に魅了する身体で
俺にしがみついてくる



俺は深くため息をついた




逸る気持ちに
落ち着きを持たせるためなのか…


積極的すぎる妹の行動に…
そして男として応えようとする自分に…
僅ながらの呆れた感情なのか…



でも…
俺は妹に対する欲情を
押さえる事はしなかった



『…もう限界だな…お前が悪い…キスするぞ…』





自分の欲情を…

これからの自分の行為を…

妹の挑発のせいにした
ズルイ言葉を吐いた…


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