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だって可愛いから。
第1章 エレベーター
「うっ…もう…やだ…」
膝を大きく開き、その中心には興奮に昂ぶった性器。
こんなに人にまじまじと見られることなどない。
恥ずかしくて恥ずかしくて死にたいくらい。
きょうすけは両手で顔を覆って涙をこらえた。
「大丈夫。だって私しかいないんだから。私にだけ見せて。誰にも言わない。二人だけの秘密…」
樹はきょうすけの性器をぎゅっと握った。
「んぁ!!」
不意な刺激に声が漏れた。しかし、握りしめたまま微動だにしない樹の手に段々ともどかしさを感じ始めた。
「ッ…い…樹さんっ…」
呼んではみたものの、何を言うのか…何をしたらいいのか…悩んだところで答えは出なかった。
ただ潤んだ目で訴えるように樹を見つめることしかできなかった。
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