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だって可愛いから。
第6章 新たな主
「…靴っ…?」
きょうすけが戸惑っていると、臀部に痛みが走った。
錦はパン!と高い音を立てさせ、靴べらできょうすけをはたいたのだ。続けざまに何度もそれは振り落とされた。
「痛い!っぁ!!イッ!」
きょうすけは痛みを堪えながら舌を伸ばし、錦の靴をほんの少し舐めた。
ザラリとした靴の表面…きょうすけはためらいながら、繰り返し舐めた。その様子を見て、やっと靴べらの仕置が止まった。だが振り落とされないものの、きょうすけの尻にピタリとつけたままいつでもふり落とせるよう準備されているようだった。
「それでいい。」
「は…っン…」
次第にきょうすけは靴の中の足を舐めたい思いにかられてしまった。こんな冷たい革靴ではなく、血の通った人肌がいい。
きょうすけは上目遣いで錦を見た。
「に…錦様…足を…舐めさせてください…お願いします…」
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