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だって可愛いから。
第7章 満たして
「あ、じゃあ…コーヒーで。」
屋良はホルダーにコーヒーが入っているであろう水筒を置いた。その横にはスティックシュガーが追加で置かれた。
「…い、いただきます。」
少しして、無言の空間にも耐えきれずに、それだけ言うとコーヒーを口に含んだ。蓋を緩めた途端にコーヒーの香りが車内に広がる。
きょうすけはすぅっとその香りを吸い込んだ。
「いい香り…」
きょうすけはリラックスすることができ、心地よくコーヒーを飲んでいた。
添えられたスティックシュガーは使わなかった。コーヒーが美味しかったので。ブラックのままでも美味しく飲むことができたからだ。
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