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だって可愛いから。
第7章 満たして
「…ふむ。これなら差し障りないでしょう。」
パンとタオルを払い、服や首回りに髪が付いていないかチェックをし終わると屋良は満足そうに言った。
「うわ…さっきと全然違う…ありがとうございます!」
少し大人びた自分に驚きながら、きょうすけは鏡の自分を見つめた。
「それでは、今しばらくお待ちください。」
先ほど車で飲んでいたコーヒーの水筒を机に置くと、屋良は部屋から出て行った。
広く綺麗な部屋は一人でいるには少し心細い。
椅子に腰掛け、外の景色を眺めながらコーヒーを口に含んだ。
高いビルの割に、周りには海や木で自然だらけだ。
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