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第7章 満たして

先ほど錦が挨拶をした横には少し高めに設定されたステージが置かれた。
照明が薄暗くなり、ステージだけを照明が照らす。

そして壇上に上がったのは、屋良であった。
ステージの真ん中に立ち、深々と頭を下げる。頭を上げると、屋良はその場で膝をつきおでこを床に擦り付けるようにした。
そこへ綺麗に着飾った可愛らしい少女が現れた。
きょうすけには自分と同じか、自分よりも年下に思えた。
ふわっとしたスカートを少し上げると、右足を屋良の頭の上へのせ力を込めて踏み潰した。
「え？！」
思わず声が出てしまった。周りの人が怪訝そうにきょうすけを見たので、小さく頭を下げた。
自分の手で口を押さえながらその様子を見つめた。