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だって可愛いから。
第7章 満たして
「…チッ。」
錦は面倒臭そうにきょうすけを引っ張り出し、ステージのまんなかへと戻した。
「先程はコイツのお披露目…にはなりませんでしたね。申し訳ありません。紹介だけさせていただきましょう。名はきょうすけ。私が2・3度相手をしました。それ以前は中学の頃から年上の女と関係を持っていたようです。」
「ち、ちょっと何言って…!」
言葉を遮ろうとしたきょうすけを簡単にねじ伏せて、さらに続けた。
「私にはパートナーがいるもので、コイツの主人にはなれません。男にはあまり興味はない私が少し残念だと思うくらいには…価値がある。まだハードなプレイには免疫がない。モノにしがいがあると思います。」
「やめてよっ!見ず知らずの人なんか嫌だっ!」
パンッと頬を叩かれるときょうすけは叩かれた所を抑えながら放心した。
「礼儀正しくしないか。ここにいらっしゃるのは紳士淑女の方々だ。どなたがお前の主人に名乗り上げても俺が信用できる方ばかりなんだ。」
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