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雨 ─ 超短編集 ─
第2章 窓
―――――…


願いも虚しく、雨は次第に小降りとなり、やんだ。

雲の切れ間から青空が見え、太陽の光が地上に降り注ぐ。


彼の部屋の窓が、ガラッと開いた。

「すごい雨だったな。」

「あ、うん。すごかったね。」

「明日まで続いたらヤバかったよ。」

「だよね…」

「どした?元気ないな。」

「え…、うん、ちょっとね。」

「失恋でもしたかぁ?」

「!…そんなとこ…かな」

「お前、可愛いからすぐ次見つかるよ。」

「…だったら…」

「ん?」

「だったら彼女と別れて、私とっ!」

「美優…」

「ごめん、忘れて!彼女とお幸せに。」

窓を閉め、カーテンをシャッと閉めた。

彼の驚いた顔。
言うつもりなんてなかったのに。

後悔で胸がつぶれそうになる。
涙がぼろぼろ零れた。
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