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淫乱高校生
第6章 月




あんなの挿れられたくないっ!口にザラっとしたものが残る…

に、げなきゃ…逃げなきゃっ!

恐怖で震える足になんとか力を入れて立ち上がった。どこにあるか分からない鞄を探す余裕なんてない


「おいっ!待てっ!この、クッソガキ!」

暗闇の中で前なんか見えない。でも当てずっぽで掴んだのはドアノブだった


重い扉が音を立てて開く

外に出れた…っ!とりあえず人がいる大通りに出なきゃっ!

引き千切られた服なんて気にする余裕もない

胸を支えるブラジャーも男に引き千切られて胸を露わにしたまま走った。走る度に豊満な胸が上下にぷるんぷるん揺れる


道なんて分からなくて、ただただ無我夢中だった

「ごらぁぁああっ!ガキっ!待てぇぇぇっ!」

「ひっ!き、きたっ!はぁっはぁっはぁっ」

普段そんなに運動しないからもう息が上がってくる。二郎さんとの距離が縮まってきたよぉ…


もう捕まったら駄目だということが男の形相から伝わる。久々の獲物に逃げられて、しかも自身のモノを噛まれた男は藍を許す事はないだろう


怖くて足をもっと速く動かそうとすると、もつれそうになる。建物の間を左に曲がったところでついに転んでしまった

「いたぁー…」

二郎さんの足音が聞こえる!早く立ち上がらなきゃっ!

踏ん張って立ち上がろうとすると、足首に激痛が走った

「〜〜〜っ!」

足捻っちゃった〜もうやだぁ…逃げなきゃなのにぃっ!

「ひっく、うっ…助けて…ふぅ〜助けてっ!!」

「誰もこねぇよっ!はぁ、はぁ、やっと捕まえた」
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