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粉雪のファンタジー
第1章 美しい女『雪』
こんなに愛しく
思えた女は
初めてだった。



もちろん、
今までも女はいた。


だけど心の何処かで俺はいつも
醒めていたんだ。



だから雪に
ここまで惚れた自分に正直、
驚いていた。



でももう
雪しか目に入らない。







……雪しか……
要らない……







そのぐらい俺は
雪に夢中だった。



こうして雪に、
逢えない時間も
愛を確かめあう
日々の中、



ある日ついに、
俺の耳に、







『第1次審査通過』







…の
第一報が飛び込んできた。



このうえない
ビックニュースに、俺は心が
躍っていた。



雪に一刻も早く
知らせたい気持ちで、いっぱいだった。



俺はすぐに雪に
知らせたくて電話をする。だが何度かけても
雪はその日電話に
でる事はなかった。



俺は、忙しいのかな?
と思う程度で、
さほど気にとめなかった。明日また
かければいい……
ぐらいに思ってたんだ……



あの時もっと
気にかけるべき
だったんだ……



そして次の日
雪に電話をかけて
愕然とする。







『おかけになった電話は
現在使われておりません』







冷たい機械音だけが俺の胸に響いた……






な…んで?……







俺は言いようのない不安にかられ、
胸が締め付けられ
そうだった。



すぐにでも雪の
マンションに
行きたかったけど、俺は別口の仕事で
地方にいて
今週末までは、
東京に戻る事は
出来ない状況にいた。



俺は自分の仕事を
これほど
恨んだ事はなかった。







……雪に……
何かあったら……







毎日祈る思いで
仕事をなんとかこなし
考えたあげく
俺は4日めが過ぎた頃いよいよ
達也先輩に電話をかけた。



今の俺には
最後の頼みのつなだった。



頼む……
知っていてくれ…!



俺は祈る思いで
達也先輩に
電話をかけた。
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