この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
涙色☆遠恋
第3章 拓磨の気持ち
『……あ、もしもし……
結奈がいつもお世話になってます。』
『……いえいえ♪……こちらこそ。
今日は娘さんお借りして、
すみません。』
『……いえいえ……
お誘い頂いて有り難うございます。
あの、今度家にもいらして下さいね♪』
『……えっ?……アハハ……
そうですね♪はい、では。
失礼します。
食事済んだらお宅まで送りますので。』
『……まあそんな……
大丈夫ですので一人で。
ハイハイ。では失礼します。』
母との電話が終りチーフが私に、
携帯を返した。
『……新谷……
メニュー決まったか?』
『……いえ……迷っちゃって。』
『……このBの盛り合わせは……
美味いぞ♪』
『……そうですか?……
じゃあそれで。ってチーフ!
9千円もしますよ!』
『……あのなあ……
上司と食事に来て金の心配するの、
新谷ぐらいだぞ。笑っ』
『……でもぉ……』
『……じゃあそれでいい?……』
『……あ、はい……
ご馳走様です。』
『……じゃあ俺も♪……
それにするかな♪』
チーフは備え付けの呼び鈴を鳴らして、
女将を呼んだ。
『……はい……
お決まりですか?』
『……女将♪……
いつもの2つね。後、新谷。
飲み物どうする?』
『……あ、じゃあ……ウーロン茶
お願いします。』
『……じゃあ俺も♪……』
『……はい……お待ち下さいませ。』
女将さんは部屋を出て行った。