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~罪の天秤~
第2章 人の彼氏を奪う罪

マックを出て道路を渡り、向かいにあるカラオケ屋の前で雄二が立ち止まった。
ちらりと隣のビルの入り口を見たのを私は見逃さない。
何だ。
やっぱりラブホに入ったんじゃん。
予想通り過ぎて笑えるんですけど。
「何、雄二。ホテル行きたいの?」
「ばっ、バカ!んなわけねえだろ!」
「ふ~ん……一回だけならいいよ?」
「はぁ?何言って……」
「だって雄二入りたそうな顔してるし」
私は茶化しながら言ったけど、雄二の表情は固い。
もしかしたら二人があの後どうなったのか、本当にこの通路はラブホに繋がっているのか、確かめたいのかもしれない。
ちらりと隣のビルの入り口を見たのを私は見逃さない。
何だ。
やっぱりラブホに入ったんじゃん。
予想通り過ぎて笑えるんですけど。
「何、雄二。ホテル行きたいの?」
「ばっ、バカ!んなわけねえだろ!」
「ふ~ん……一回だけならいいよ?」
「はぁ?何言って……」
「だって雄二入りたそうな顔してるし」
私は茶化しながら言ったけど、雄二の表情は固い。
もしかしたら二人があの後どうなったのか、本当にこの通路はラブホに繋がっているのか、確かめたいのかもしれない。

