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~罪の天秤~
第4章 人の彼氏を誘う罪
次の日、私を待っていたのは朗報だった。
「え、ホントに!?ホントに合コンに来るって?」
友達に言っておいたB大との合コンで水島由梨の彼氏、田中雅也が来るというのだ。
「でもさぁ……田中くん、いい噂聞かないよ~?彼女がいても合コンばっか行ってるらしいし」
「あーいいの、いいの!別に彼氏にしたいとかそんなんじゃないから。ただ興味があっただけ」
「それならいいけどさぁ……あ、あと、雄二のことなんだけど…」
雄二……その名前を耳にしただけで胸がドキッとした。
すぐに頭を掠めるのは毎日のように繰り広げられる情事の数々で。
それを思い出すだけで濡れるような気がする。
「雄二がどうかした?」
「あんだが合コンする時は俺に知らせろって言うの。もしかしてあんたと雄二って付き合ってんの?」
「はあ?付き合ってない!付き合ってない!ってか付き合ってたら合コンなんか行かないし!」
「だよね。あんたそういうタイプじゃないし。どうする?雄二には黙っとく?」
友達のありがたい申し出に私はすぐに頷いた。
付き合ってないのは本当だけど、雄二にバレたら後が怖い。
私は合コンの時間と場所を確認すると、お礼を言って学校を出た。
「え、ホントに!?ホントに合コンに来るって?」
友達に言っておいたB大との合コンで水島由梨の彼氏、田中雅也が来るというのだ。
「でもさぁ……田中くん、いい噂聞かないよ~?彼女がいても合コンばっか行ってるらしいし」
「あーいいの、いいの!別に彼氏にしたいとかそんなんじゃないから。ただ興味があっただけ」
「それならいいけどさぁ……あ、あと、雄二のことなんだけど…」
雄二……その名前を耳にしただけで胸がドキッとした。
すぐに頭を掠めるのは毎日のように繰り広げられる情事の数々で。
それを思い出すだけで濡れるような気がする。
「雄二がどうかした?」
「あんだが合コンする時は俺に知らせろって言うの。もしかしてあんたと雄二って付き合ってんの?」
「はあ?付き合ってない!付き合ってない!ってか付き合ってたら合コンなんか行かないし!」
「だよね。あんたそういうタイプじゃないし。どうする?雄二には黙っとく?」
友達のありがたい申し出に私はすぐに頷いた。
付き合ってないのは本当だけど、雄二にバレたら後が怖い。
私は合コンの時間と場所を確認すると、お礼を言って学校を出た。